The Longevity Diet

長生きできる食べ方

国際的に高く評価され、臨床的にも検証された、革新的な食事プログラム。
体重を減らし、病気を防ぎ、より長く、より健康に生きるための科学的な方法を紹介します。

幹細胞と老化の研究に革命をもたらし、「疑似ファスティング食(FMD)」を開発した科学者が提唱する、110歳を超えても健康で生きるための食事法。
本書は25言語に翻訳され、39か国で出版されています。

「食べること」で寿命と健康は変えられる?

その答えは――科学的に“イエス”。
そして『長生きできる食べ方』は、想像よりもずっと簡単に実践できます。

本書は、老化・栄養・疾患に関する25年の国際的研究の集大成。
「毎日の食事」と「短期的な疑似ファスティング食(FMD)」を組み合わせることで、
長く健康に生きるための鍵を紹介しています。

ファスティング模倣食とは?

疑似ファスティング食(FMD)は、断食の苦しみを感じることなく、
カロリー制限による健康効果を得られる食事法。
空腹によるストレスや不眠を避けながら、体の修復と再生を促します。

ヴォルター・ロンゴ博士は、マウスやヒトでの画期的な研究を通じて、
特定の食事法が幹細胞を活性化し、臓器の再生と若返りを促すことを発見。
糖尿病・がん・アルツハイマー病・心疾患などのリスクを下げる可能性を明らかにしました。

彼の提唱する「日常の食事法」と「定期的な疑似ファスティング食」を組み合わせたプログラムは、
研究室と臨床試験の両方で驚くべき結果を示しています。


この食事法の基本

低タンパク・低糖質で、良質な脂肪と植物性食品を中心に構成されています。
臨床的に証明された効果として――

  • 体重と内臓脂肪の減少
  • 健康寿命を延ばすための生活習慣改善
  • 加齢による筋肉・骨量の減少を予防
  • 糖尿病、心疾患、アルツハイマー病、がんへの抵抗力を高める

ロンゴ博士の提案する方法は

ペスカタリアン(魚中心・植物ベース)の日常食と、
年4回の5日間疑似ファスティング食を組み合わせたシンプルな構成です。

本書の内容

『長生きできる食べ方』は、より長く・健康で・満たされた人生への鍵。
ロンゴ博士が提唱する「長寿の五本柱」に基づいた、
毎日のためのシンプルなレシピ30品を収録しています。

印税の使い道

本書の印税収入はすべて、著者ヴォルター・ロンゴ博士によって
非営利団体 ヴォルター・ロンゴ財団(Fondazione Valter Longo) および
Create Cures Foundation に寄付されます。

これらの団体は、
アルツハイマー病・心血管疾患・糖尿病・多発性硬化症・クローン病などの
重篤な疾患に対して、
安価で効果的な代替的・統合的治療法の研究と教育を支援しています。

長生きできる食べ方 目次


はじめに

第1章 カルーソの噴水

第2章 老化、長寿機能、若年学

第3章 5本柱

第4章 長寿食

第5章 運動と健康長寿

第6章 疑似ファスティング食、体重管理、健康長寿

第7章 がんの予防・治療における栄養と疑似ファスティング

第8章 栄養・FMDと糖尿病の予防・治療

第9章 FMD・栄養と循環器系疾患の予防・治療

第10章 FMD・栄養とアルツハイマー病など神経変性疾患の予防・治療

第11章 FMD・栄養と炎症性自己免疫疾患の予防・治療

第12章 若さを保つ秘法

補足資料A 長寿食の例(2週間)
補足資料B ビタミンやミネラルを多く含む食品のリスト
謝辞